Take it Easy

適当にのらりくらりと思ったこととか書いていきます。文字に書き起こすと思考が整理されるといわれているように、そんな感じに自分のために書いているので、書いてあることは大したことじゃないですね。

今日のいじめのニュースはなぜだか泣きそうになった

 今日の夜7時のNHKニュースのトップはいじめに関することだった。

 内容は、中学2年生が自分がいじめられていたことを手記にして公開した、というものだった。

 

 東京電力福島第1原発事故で福島県から横浜市自主避難した中学1年の男子生徒(13)が、転入先の市立小学校でいじめを受けて不登校になった問題で、生徒側の代理人の弁護士が15日、記者会見し、生徒の手記と保護者の声明を公表した。生徒は手記の中で「いままでなんかいも死のうとおもった。でも、しんさいでいっぱい死んだからつらいけどぼくはいきるときめた」などと書き記していた。

ニュースサイトで読む: http://mainichi.jp/articles/20161116/k00/00m/040/063000c#csidx148eb4a19e266ed84f3f2e8e87edbb4
Copyright 毎日新聞

 

 毎日新聞さんお借りします。(あれ、こういうのって引用していいのかな?問題があれば消します。)

 

 福島第一原発事故から避難してきた子が、放射能を持ち込むな、などといじめられたらしい。この子はそれでも、東北の人がたくさん亡くなったので、自分は辛くても生きようと頑張って生きてきたんだね。

 

 別に偽善者ぶるつもりはないけれど、本人のことを考えるとやるせない気持ちになった。そして今日のニュースでは教育委員会の体制を非難するとこまではいつもと一緒だったけれど、今日はなぜか、それに加えてたくさんのSNSからの一般の人の意見や思いが紹介されていた。このトピックの締めは、「この子のことを知り、私は生きようと思った」(うる覚え)という一般の人のコメントで締められていた。NHKに限らずニュースの締めに、こういった一般の人の反応の言葉で締めるのは物語のようで、自分は見かけたことがなかった。

 普通は今後の動向などで締める気がする。例えば「市はこれから事実関係などを徹底的に調べていく模様です。」など、そういったことで締める気がする。

 しかしこの何かいつもとは違う締め方。何か特別な思いがスタッフ陣にあったのかなと深読みしてしまうほど、内容と相重なって特別な演出のように感じて泣きそうになった。

 っていうことを言いたかったんだけど、文字だとうまく伝わらないね。

 あとは僕自身、このニュースは悲壮的なはずなのに、この生徒が生きていることに安堵した。そこで思ったけど、生徒のいじめのニュースは必ず自殺が伴っている。その中で自殺でないこういったいじめのニュースは異例かもしれないと思った。「いじめのニュースなのに、生徒が自殺していなくて安心する」これは自分だけかもしれないけれど、もし他の人も同じ思いを抱いていたらこの現実は異常だ。

 長々と書いていたけど、要は「いじめ=自殺」と知らぬ間に思っている自分がいた。それは仕方がないことかもしれないけど、こんな意識が知らぬ間に一般に根付いているとしていたら、それが「いじめ→自殺」とする学生が多い現状を生んでいる一因なのかもしれないと、のらりくらりこのブログを書いていてふと思った。